国とは、人が住んでて、政が行われている集団をいう。
政とは、基本的に、軍事、外交、治安を機能させることを言う。
それを、機能させるには、金が必要である。いわゆる税金として国民から徴収する。
民生とは、ときの政権与党が税金を取りすぎた残りで再分配を行ことを言う。
再分配を広くあまねく公平にするために、諸法律があり、諸制度がある。

今、少子化対策で、子育て支援のための優遇処置をしようと、決めようとすると、少ない税金
で、効果的に世の中が明るくなるためには、景気対策が最優先であると騒ぐ。
 しからば、税収を上げて両方を一気にやろうとする、国民生活が第一とか言って分派を作っ
て、消費税は反対とぶち上げる。
そして、ときの政権に無理難題をふっかけて、解散、解散と尋常でないくらい(国民が耳を塞
ぎたくなるほど)喚く。

小泉元総理が辞めてから、安倍晋三、福田、麻生、鳩山、菅、野田総理とおおよそ1年交代
で総理大臣が変った。
平成になってからでは、宇野元総理から16人目の総理である。
おおよそ、1年半しか続かない、総理大臣である。また歴代内閣という言い方をすると、18代
内閣が24年間に存在したことに成る。内閣の平均寿命は、1年4ヶ月である。

私の調べたところでは、国家三原則(と言わせてください)の軍事、外交、治安で、(円満も含
めて)退陣した内閣は、

岸内閣、  日米安保が成立して、私のやったことは歴史が判断してくれると名言を吐いて退陣、
佐藤栄作  沖縄返還が実現して退陣)
村山富市  自社さ連立政権で、阪神大震災、オーム真理教のテロ等で、治安に努め、村山談
                  話として、日本政府の公式の歴史観を対外に発信して評価された。
小泉内閣 日米同盟を強化して、円満退陣(中国及び日本財界から嫌われた。)
鳩山内閣 トラストミーとアメリカ大統領に話しかけ、日米関係を損ねた外交上の失政で退陣。
  
小泉内閣以降で、本来の政治をしたのは、皮肉にも鳩山内閣(もちろん失政で退陣)だけである。

次は、短命内閣が、いかに国家的損失を招くか、独断で検証したいと思う。